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とある萌えもん好きの雑記

【旧鬼畜】萌えもん幻想曲【手描き】(旧名 萌えもん鬼畜ver.を描きながらプレイしてみる)のうp主による雑記

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もえスト幻想曲 その3

もえもえからもえスト幻想曲の続きを頂いたので、さっそく掲載~。
今回は、みんな大好きジョニーとすず。
フリーダムな二人をお楽しみください。

== すず&ジョニーside ==

奔る、迸る、舞う、駆ける―――
和やかな雰囲気に包まれる大部屋に疾走する、緑と褐色の二陣の烈風。
交わし交わり鍔競り合う、刃の如き両者の腕。
その疾さのせいか、まるで本当に火花が散っているようにも見える。
「ヒャッハァー!!流石だZEレディ!やっぱりミーが見込んだだけの事はある…ナイススペック!」
「…チッ、いい加減うざったい…!」
再度交わる二人の手刀剣戟―――
両者が繰り出したのは高速で繰り出される必中の技、『燕返し』。
それを見切ったお互いが直感したのは唯一つ…
「「避けられないなら…打ち落とすのみ!!」」
刃と化した褐色の翼と鋭い緑色の刃の峰が、空気を切り裂き衝撃波を起こす。
それはまさしく、二色の疾風…!

この二人もまた、トヲルとダイヤの手持ち萌えもん。
その中でも異彩を放つ、ムードクラッシャーと呼ばれる二人である。

―――さて、何故二人が凄絶な猛攻を繰り返していると言うと…



…幾らか前。

「…んー、暇だ」
テーブルに腰掛け、ぼんやりとつぶやくオニドリル。
偶然出会った一人のトレーナーとその手持ち6人…
各々が気の合う者同士で絡み合い、騒ぎ合い、和み合う。
ただのそれだけが、他者の介入を許さない不可侵領域を作り上げ、
そしてこのオニドリル…すずはその領域のいずれにも入る事が出来ないままであった。
「…ま、たまにはボーっとするのもアリ、かな…」
と気だるげにつぶやきながら目線を他へ移す、とその先―――
背後の椅子に、いつの間にか緑の虫萌えもん…ストライク(雄)が座っていた。
(…なんだ、コイツ…)
すずがそう思っていると突然そのストライクが、彼女の見ている目の前で、
両の手に携えた抜き身の刃をギラ付かせはじめたのだ…ッ!

「戦 ら な い か」
「断る」

即断である。

そのストライク…ジョニーから目線を外し、小さく溜め息をついて気だるげに目を閉じるすず。
馬鹿に構うぐらいなら、一人で寝てる方がマシだと言わんばかりの態度とオーラ。
だが、そんなものなど一切意に介さないのが真の馬鹿なのであり、
そしてこのジョニーがまさに、真の馬鹿なのである。
「カタい事言うなYOレディ。一人で暇してんだ、ちょっと手合わせしてくれYO」
「…だったら、他のヤツに言え」
「それこそ願いsageだ。ノア達とは何度か戦った事もあるし、いつでも戦れる。
 それにレディの仲間たちとは、なんとなく戦い辛いんだZE」
ジョニーのその一言に、流石に苛立ちを覚えるすず。
仲間内…特にトヲルからよく自重しないようツッコミを受ける彼女も、年頃の女の子。
何処のとも知らない虫男にそう言われて、腹が立たないわけが無い。
「…ほぅ、私は戦いやすいって言うか…おk、潰す」
明確な敵意…いや、ココまでいくと殺意の域だろうか。
拒絶を怒りのオーラに変え、すずがゆらりと立ち上がる。

―――刹那、ジョニーの懐に貫手一撃、同時に距離を取る。
入りは甘いが、この技の本来の価値はダメージではない。
攻撃と同時に相手の持ち物を奪い取る…それがこの悪タイプの技、「泥棒」の真の意味だ
事実すずは、この技を用いる事で多くの戦局を有利なものに変えてきたのである。
そして今回、ジョニーより手に入れた物は…
「…太陽の石?なんだ、役に立たない…」
そう、太陽の石。
戦闘において何の効果も成さない、進化に用いるだけの特殊鉱物。
手持ちにする意味が無い以上、誰もが役立たずと一蹴するそれだが、この馬鹿だけは違う。
「Heyレディ、やる気になってくれたのは嬉しいが、今のは聞き捨てならねぇな。
 …悪いがソイツはミーの大切なブツだ。返してもらう…ッゼ!!」
言い終わるより迅く、ジョニーが駆ける。
相手との距離を一気に詰める事で急所を狙い易くする技、「辻斬り」。
だが今回の狙いは急所ではなく、彼女の手に握られた太陽の石―――。
「…ッ!」
直感だけで後ろに跳ね、そのまま上空に舞うすず。
太陽の石はいまだ彼女の手の中にあり、先刻のジョニーの反応を見て面白い物を見たかのようにほくそ笑む。
「…ふーん。だったら、こぅしてみよっかなー…♪」
と、空中に浮いたままのすずが、自らの胸元に太陽の石を隠す。
普通の男…ダイヤやトヲルが相手なら顔を赤くしてうろたえる様な場面であり、
すずもジョニーがそのような反応をするものだと思っていた、が―――

「ッシャオラァッ!!」

駿足一閃。
再度ジョニーの辻斬りが、すずの胸元目掛けて肉薄する。
その目に迷いは―――無い。
「んなっ!?」
予想外の行動に、逆にすずがうろたえる羽目になった。
間一髪で避けるも、その胸元に一筋の切れ目が入る。
「迷いなし…男なのに、どういうつもりさ」
「残念ながら、ミーはミスターみたいに初心いガキじゃねぇのSA。
 『強請るな、勝ち取れ、さすれば与えられん』!
 手前ェが欲しいモンを勝ち取る為なら、ミーは手段を選ばねぇ!
 いや、選べるほど頭良くもねェんでなッ!!」
そう、それこそがジョニーの信念。
その想いを胸に、彼は人知れず修羅の道を歩む決意をしたのである。
「さぁ、そいつを返してもらうついでに、思いっきり暴れようZEッ!
 ポロリや年齢制限展開はむしろ望むところ!たまには読者サービスも必要だZE、レディ!!」
「私はんなの望んでないっての…ッ!」



―――かくして、ジョニーはすずに盗られた太陽の石を取り返す為、
すずはそのジョニーを全力であしらうが為に、この凄絶な猛攻防を繰り返しているのだった。
そして、話は現在に戻る―――

(…しくった。虫だから余裕と思ったけど…アイツ、速いし鋭い…!)
(…さすがはオニドリル…パワーもスピードもナイスなスペック…!)
お互いがお互いを内心で認めながら、動きを止めない二人は勝利を勝ち取る一撃を狙っていた。
二度、三度と連続で繰り出されるすずの燕返しを捌くジョニー。
先程までは一進一退だった攻防だが、ココに来てジョニーが防御を固める。
それを好機と見たすず、一気呵成とばかりに連続攻撃を仕掛ようとする、が―――
「空気の流れが変わった…?」と、危機を察して距離を離す。
「…ガッデム。流石に、飛行タイプ相手にコッソリ、とはいかねぇか…!」
言いながら、その身に風をかき集めるジョニー。
必殺の一撃足りえる彼の最大の技、「鎌鼬」である。
「だがもう遅いZEッ!今更コレは止めらんねぇーッ!!」
「だったら、こっちも撃ち返すッ!」
と、ジョニーと同じ姿勢、同じポーズで同様に風をかき集めるすず。
使い所が難しいとされる彼女の奥の手…相手と同じ技を放ち返す「オウム返し」だ。
「コイツで…!」「終いだッZE!!」
同時に放たれる両者の鎌鼬。
空気を巻き込み切り裂きながら加速する"二つの旋風"がぶつかり合い、つむじ風が巻き起こる。
お互いに不発を確信していると、そのつむじ風の中から…


―――髪がドエライ事になった二人のサンドパンが、顔を出した。


「お、当たった」
すずがつぶやく。彼女の動体視力では、放つ直前に二人が居た事は認識できていた…
が、あそこまで溜めてしまえば止まるものも止まれない。
それに普段なら上手く避けるだろうし、もし当たったとしても、まぁいっか。と言う結論に至っていた。
「Ooooh…Heyサーシャ、んなトコに居てたらイントゥデンジャーだZE?」
そしてその逆から、ジョニーが二人に声をかける。
知っての通り、ジョニーは周りを見ようとしない馬鹿。
二人の存在など、完全に見えていなかったのだろう。
まぁだからと言って、このセリフでは誰だって怒る、が。

「「何やってるんですかあなた達はああああああああ!!!!」」

怒号と共に、弾け飛ぶ様に襲い掛かる二人のサンドパン。
種族値65とは思えない、驚異…否、狂気のスピードだった。
純粋な素早さだけなら、二人ともサンドパンなどモノともしない…が、今回は相手が悪い。
二人のサンドパンの明晰な頭脳が、退路を塞ぐように「岩石封じ」。
退く事が出来なければ攻め…だが、それすらも読んでいたらしく、攻め手に合わせる様に「岩雪崩」を繰り出す。
そして一瞬の怯みに付け込み、二人同時の「切り裂く」攻撃…
こうして二人の戦いは、意外な形で幕を下ろしたのだった…。


二人が下敷きになっている岩の中…
「…なぁ、アンタ」
「…What's?」
「なんで、私に目を付けたの?」
すずがボソリと、ジョニーに問う。
それに対しジョニーは、僅かな間を空け…「似てたんだよ」と答えた。
「似てたって、誰にさ」
「…かつて失った、大切な同胞に…な。
 あの時の…クールを装いながらも内心寂しそうな目が、アイツとダブっちまった。」
「ふーん…ゾッコンラブ?」
「まぁ、な」
すずのからかいにも臆する事無く答えるジョニー。
それを語る彼の目の方が、今は深い悲しみの色に染まっている様に見える。
もう取り返せない、過去の悲しみを背負った馬鹿野郎…
そんな彼を見て、今度はすずの目に怪しく灯が燈る。
詳しい事は知らない。知ろうとも思わない。知ったところで何がどうなるわけでもない。
なのに、そんな似合わない…宵闇の目をするのは間違いだ。
馬鹿なら馬鹿らしく、さっきみたいに孟夏のようにギラギラしてれば良い。
それに何より、勝手に誰かに似てるなんて評されたのが、気に食わない―――
「…じゃ、戦ろっか」と、今度は自分から戦いを求めるすず。
それに対し、一瞬きょとんとするも即座に意味を理解し、「オッケェイ!」と返すジョニー。
気合一発で岩を跳ね飛ばし、ダメージが残る身などお構い無しに、第2幕のゴングが鳴り響く―――


「Heyレディ、聞きそびれたZE!ユーの名前は!?」
「…『すず』。…別に、覚えなくてもいい」
「すず、か…オッケェイ刻んだ!今度はユーが刻め、ミーの名を…!
 スーパーウルトラセクシィヒーロー斬…いや、『ジョニー』の名をッ!!」
言葉と同時に、再度お互いの刃が交錯し、火花を散らす。
終わらないのか、終わらせる気が無いのか―――
なんにせよ、すずとジョニー…自重しない二人の戦いは、いまだ終わりを向かえないようである。




もえもえ、忙しい中ありがとう!!
続きも楽しみにしてますが、無理せずゆっくりと、自分のことを優先しつつ書いてくださいね。
いつまでも待ち続けてますから。
  1. 2009/06/18(木) 01:41:19|
  2. 日記
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